南極至赤道圏中分一半見界総星図 / Chinese Celestial Map     

No 9620 / 書名：天経或問 / Tenkei wakumon / 刊行国：Japan / 刊行年：1730

木版画 / 原寸：30×22 cm
※本作は見開きページの挿絵を1つの画像にまとめたものです。
　本来は2枚に分けて描かれた作品であるため、色味や図案の整合に若干の不統一があることをご了承ください。

江戸時代中期（18世紀）に刊行された天文学書「天経或問（てんけいわくもん）」の図版。
17世紀の中国で原書が著された本書は、ヨーロッパの自然科学知識を取り入れた天文学解説書で、キリスト教が禁じられていた江戸初期の日本では、他のキリシタン関連書とともに禁書に指定されていたもの。
後年に規制が緩和された際、江戸時代の天文家 西川正休(にしかわまさよし：1693～1756)が訓点を施して出版したこの和刻版は、地球とそれを取り巻く宇宙の知識を当時の日本に普及させた重要な一冊です。

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