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No 628 /
作者:歌川国芳 / Utagawa Kuniyoshi /
刊行国:Japan /
刊行年:n.d.
色摺木版画 / 原寸:25×36.5cm / 1847-1852年頃
太平記英雄伝 林丹四郎武俊
今なお人気の高い、江戸後期を代表する浮世絵師 歌川国芳による武者絵。
出版当時は徳川家や戦国時代以降の武将、大名を描くことが禁じられていたため、「太平記」の英雄像に偽装して戦国武将の姿を描いたシリーズ中の1枚。
本図は、明智家の家臣、林半四郎を描いたもの。
太平記英雄伝 一勇斎国芳画 林丹四郎武俊(林半四郎)
左馬之助(明智秀満)の郎党 武勇絶倫の士なり
その主 洛外に討死の頃 左馬之助光利と共に江州安乳にありしが 斯くとききて 同国高本の城に入らんとて打出の浜に至りし時 端なく敵に行き合いぬ ここに数刻の戦いなして残兵わずかに十六騎 敵の大軍雲霞のごとく押しかかり 左馬之助が小勢を余すまじと取り囲む時に 光利が後ろの方よりゆらりゆらりと立ち出る兵あり 諸軍これを見るに年齢三十七八 身の丈六尺有余 げにも激しく戦いしと見え 左右の大袖 草摺とも二三間ちぎれ落ち 兜は脱いで大童 頬骨あれて色黒く 円眼 大口 髪髭さかしまに立ち登り 刃の亘り六尺余の野太刀を引き提げ 左の手に乱髪を掻き上げ 鐘を撞くがごとき大音をあげ 呼ばわるよう鬨が 臣下に一人の強者ありとききつらん 去る丹州征伐のみぎり 人 鬼神と呼びし赤井悪右エ門を討ち取り 人耳を轟かせし林丹四郎武俊とは我が事なりと言いて
かの野太刀を振りたて 瞬くひまに敵勢多く討ち取りしが 今はこれまでなりと間近く寄る敵両人を左右にかいこみ湖水の中へ飛び入って失せたるさま 世にすさまじき討ち死になり
一家略伝史 柳下亭種員記
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